経営事項審査とは、いわゆる公共工事と呼ばれるものを請け負うために、建設業者が受けなければいけない審査のことです。あまり聞きなれない言葉ですが発注者から直接請け負う場合は必ずこの審査が必要で、審査に通らなければ工事の受注をする事が出来ません。
どのような点をチェックするのかというと、経営の規模や経営状況、会社が持っている技術力、社会性などの項目などを見ていきます。
ただ、全ての会社に受ける義務があるわけでなく、下請けの場合はたとえ公共事業であっても必要ありません。
この経営事項審査は、公共工事の受注をするために定期的に受ける必要があります。ここでいう定期的というのは一年のうちに一回とか日にちがきちんと決まっているわけではなく、公共工事の発注者と請負の契約をする日からさかのぼって1年7ヶ月前のすぐ後の事業年度終了後の日以降ということになります。
ちょっとややこしいですが、契約をした次の決算日から七ヶ月以内に審査の手続きが完了しておかなければならないということです。割と期間に余裕があると感じるかもしれませんが、実際にはあっという間で半分程度の期間は何もできずに時間が過ぎますので、手続きは迅速に行っていく必要があります。